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「…い、……おい。」


ハっと人の声で起き上がったサラの目の前には見覚えのある人がいた。



「やっぱサラちゃんは凄いね?こんな状況でも寝ちゃうんだもん」


前に1度サラに声をかけた不気味な男が
貼り付けたような笑顔でサラの目の前に座る。


「あんた、この前の。」

「覚えててくれた〜?よかった。俺あんま出番ないから忘れられてると思ってた!」

わざとらしく嬉しい顔をする男

「俺はソウゴ、世界一神威の事が嫌いな男」

ニコニコとした顔なのに神威のとこだけは
低く、憎悪が込められた声を出す。


「あ、でもサラちゃんの事は好きだよ?」

取ってつけたように軽く言うソウゴを
睨みつけるサラ。