すっかりバカンスを楽しんだサラ達は
いつもの様に幸子に集まっていた。

ハジメとキムラもそれぞれの居場所に帰り
アンダバービーチの思い出はサラの中でも
大事な日になった。



「あんたら土産もないのかい?」

カウンターでママはボヤキながらも
少し空気が変わったサラ達を見て微笑む





「そいじゃ、総長俺ら行ってくるんで。また後で連絡しますわ。」

ナツキとカナメは席を立ち上がり
どこかへ出かけていった。



「?」


サラはそんなふたりを見送りアズマに視線を向ける。




「相変わらず可愛い顔してんな〜、じゃなかった。あいつらはちょっとした仕事を頼んでるから、俺ら一応デケーチームだしやる事沢山あんのよ」


ソファーに寝そべるアズマをジトーーとした顔で見る

「ほんとに頭なのかこいつ?って思うだろ?毎日毎日ぐーたれてる総長はこいつぐらいじゃないのかい?」

呆れた顔でカナメ達のグラスを下げるママ

「俺はいんだよ〜、元々別に俺は上に立つ人間には向いてねーのに、勝手に決めたバカ(ハジメ&キムラ)がわりーの。俺悪くないもーん。優秀な部下がいて幸せだよ〜?」


「あんた、ほんとに関東統一した頭なのかい…。はぁ、そんな浮ついた気持ちだと足元すくわれるよ!」

ママの言葉に無言になるアズマ