「暑いねえ〜今年はどのくらい暑くなるんだか。」


団扇を仰ぎながら煙草を吹かすママは
あついあついとドアに風鈴を付ける。


「「「あぢ〜。」」」

３バカトリオも暑さにやられていつもの煩さも無くなり、テーブルに伏せている。

「おいババア〜なんでここんちはクーラーがねんだよ!!」

カナメは暑さでイライラが増して
煙草の量も多くなる。

「煩いねえ!!そんな金あんならとっくに付けてるっつーの!!文句垂れるんならてめーで買えクソガキ!!」


「そうだそうだ〜買えよクソ副長〜」

「てめーも便乗してんじゃねえ!!扇風機だけじゃ生ぬるくてぜんっぜん意味ねんだよ!!扇風機ってなんのためにあんだよ!!冷たい風を送るためじゃねーのかよ!!いみねんだよっこのポンコツ!!」


そんな暑さで狂っているカナメに水の入ったグラスを手に取りカナメの頭から流すサラ


「…え?」

「これで涼しい?あんまり煩いと子供用プールにでもぶち込んであげようか?」

「…え?サラさん?…え?」