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翌日の天気は雨だった。


荷物も多く、昨日の朝とは打って変わっての気分だった。


ノロノロと歩いて学校へ向かう。


途中で真弥に声をかけられても、あたしはムスッとした表情しかできなかった。


「どうしたの、そんな浮かない顔して」


「昨日、告白に失敗した」


そう言うと、真弥は何度か瞬きをして「なんで!?」と、声を上げた。


「わからない。人によって薬の効果が変わるのかも」


「そんな……今まで全部上手く行ってたのに!?」


「そうだけど……」


あたしにだって航に効果がなかった原因がわからない。


「でも、諦めないんでしょ?」


真弥の質問にあたしは頷いた。