「こんなに遅くまで?なに委員?」 「保健委員なんだけど、ポスター作りしてて……」 「保健委員って、凜太朗が言ってたアレか」 蒼くんは知っていたみたいで、うんうんとうなずく。 「大変だったな。お疲れ」 「っ、……ありがとう……」 蒼くんにねぎらわれたら、疲れなんていっぺんに吹き飛んじゃうよ。 いや、あたしはもともと疲れてないんだけど……。 「凜太朗もお疲れ」 次に、隣にいた久我くんの肩に触れると、彼は軽くペコッと頭を下げる。