「まあ、わかりやすくていいんじゃない?変に偽善ぶった言葉より簡潔でいいよ。それでいこう」
「……いいの?」
ほんとなら、久我くんにいい案があるんじゃ……。
適当に口に出したものにアッサリ決まっちゃったけど……ほんとによかったのかな?
ちょっと不安だ。
5時半を過ぎると、まわりは片づけをして帰り始めた。
どのクラスも、続きはまた別の日にやるみたい。
でも今日1日で終わらせるあたしたちは、動かす手を止めない。
色塗りをして、乾かして。
キャッチのレタリングをして、色を付けて。
「終わった」
「ふう……」
ようやく作業が終わったころには、時刻はもうすぐ7時になろうとしていた。
窓の外は、もう真っ暗。



