久我くんが一生懸命描いてくれているあいだ、あたし何をしてたんだろう……。
申し訳なくて、必死に考えた結果。
「じゃ、じゃあ、レッツ献血、とか……?」
思いついたキャッチコピーを口にする。
難しい言葉とか、ひねった言葉は出て来なくて。
「ふっ」
わ、笑った……?
これでもない知恵絞ったのに……!
真面目に恥ずかしすぎて変な汗が出てくる。
「だ、ダメでしょうか……」
「ふつーだな」
ずうううん……。
「……じゃあ久我くん考えてください……」
目の前には、立派な下絵。
たしかに、そんな陳腐なキャッチじゃ絵が霞んじゃうよね。



