君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



「わぁ……すごい……」



絵、上手なんだ。

あたしには絵心がないから、思わず見惚れる。


そして、その指先にも。


いかにも男の子っていうゴツゴツした手じゃなく、細くて綺麗な手。

それでも華奢な感じは全くなくて、まくりあげた袖から見えるのは、筋肉質な腕。

血管の筋が浮き出ていて、いかにも男の子って感じ。

バスケで相当鍛えてるのかなぁ。



「キャッチ考えてくれた?」



手先や腕に見惚れていると、ふいに顔を上げるから驚いた。



「へっ……」



そうだった。

やばい、なんにも考えてないよ……!