君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



こんな風に笑うんだ……。


でもこの方が、親しみやすくていいな。

これから一緒に作業するんだから、できれば仲良くなりたい。



「じゃあ、献血の啓発ポスターでいい?」


「献血?」


「ああ。保健の範囲だろ」


「あ、うん。だね、それすごくいいと思う!」



たしか、献血は16歳からできるし。

高校生にはぴったりのテーマだ。

あたしが力こめて言うと、久我くんは満足そうに笑った。


それにしても、いつ思いついたんだろう?

自分の中で書きたいテーマがあったのに、あたしの意見を先に聞いてくれたところに彼の優しさを感じる。


「俺、今日部活休んだから、出来れば今日1日で終わらせたいんだけど」


「えっ!?今日1日で?」