君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



保健委員が作るポスターといえば。



「手あらいうがい、とか……?」



中学時代、そんなポスター見た記憶がある。



「ぷっ……」



と、突然久我くんが吹き出すからびっくり。


えっ。

なにかあたしおかしなことでも……。



「それ、マジで言ってる?」



切れ長の目を見開く彼の瞳がグッと迫って来て、またまたドキっとした。


マジ……って……?


周りの声に耳を澄ましてみると。

他のクラスからは、『薬物乱用』とか『環境問題』などなど、レベルの違うワードが飛び出していた。



「あっ、だ、だよねっ……」


「永井っておもしろいな」



驚きの表情から、今度はクシャッと表情を崩した久我くん。

その表情はいつものクールな顔とのギャップがあるけど、どこか親しみ感じた。