君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



「美紗、お待たせ!」



そのあとすぐに凛太朗くんはやってきた。


工藤くんと同じように走ってきてくれて、今度は自分のために走ってくれたんだと思うとその姿に胸がきゅんとする。



「凛太朗くん、お疲れ様!」



なんだかこういうの、カレカノっぽくてすごくいいな………。



「ありがとな、見にきてくれて」



爽やかに笑う彼は、今まで真剣な眼差しでコートを駆け回っていた人と同一人物なのかと思うほど。


試合後でも乱れのないサラサラの髪はいつもどおり。



「バスケって見ててあんなに手に汗握るんだね!すごい興奮しちゃった」


「美紗が見てるしすげー気合入った」


「……っ、……うれしいな……」



なんだか特別みたいでくすぐったい。


あたしは……凛太朗くんの特別だって思っていいんだよね?


隣に並ぶ彼をそっと見上げる。