君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



「……そう……だったんだ……。あたしもちょうどその日だったの……このハンカチが、お兄ちゃんのものかもしれないと思ったのは」


「……」


「だから、もしかして久我くんとお兄ちゃんがどこかで出会ってたのかもって思い始めて……」


「……」


「でも、あれっきり久我くんの様子がおかしかったから、ずっと聞けないままで……でも、このままじゃダメだと思って……」


「……ああ、俺も。ほんとは美紗に聞きたくてたまらなかったから……。……ありがとう」



途切れ途切れに繋いだつたない言葉で、メモを入れた想いを汲み取ってくれた。


お互い同じタイミングで、衝撃の事実にぶつかり、同じように悩んでいたあたしたち。


もう何も迷うことはない。


久我くんもそう思ったのか、話してくれた。