君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



それからというもの……。


明らかにあたしは避けられていた。


話しかけにくい雰囲気をかもし出しているし、休み時間には、あたしから逃げるように廊下へ出て行ってしまう。


もちろん、目も合わせてくれない。



ダメージはかなり大きかった。


気づいたときから、久我くんはいつもあたしの隣にいた。


当たり前のようにあった久我くんとの関わりがプツリとなくなり。


心にぽっかりと大きな穴が開いてしまったかのようだった。






そんなことが続いたある日。



「伊織ちゃん、苦しいよ」



伊織ちゃんに胸の内を吐き出してしまった。


もう、我慢の限界だったんだ。



「うん、わかるよ。その気持ち……」



伊織ちゃんは、あたしの頭をそっと撫でてくれた。


中学時代は、同級生から無視されても、ひとりぼっちでも、我慢できた。


なのに、たったひとりの男の子から避けられている今が、こんなにも苦しいなんて。