「あ……」
そのとき、ふと思い出した。
久我くんのおばあさんが入院しているのが、お兄ちゃんと同じ病院だったこと。
「どうしたの?」
「あのね、お兄ちゃんの入院してた病院に、久我くんのおばあさんも入院してるの」
言っていいかわからないけれど、詳しいことを言わなければ大丈夫だと思って。
「えっ、そうなの!?じゃあ……ますます接点が見えてくるね」
「うん」
おばあさんがいつから入院しているかわからないけど、お見舞いに来ていた久我くんと、お兄ちゃんが出会うことも考えられる。
そんなこと、今まで頭のどこにもかすりもしなかったよ……。
ますます核心に近づいた気がして眉をひそめていると、伊織ちゃんが思わぬ疑問を投げてきた。
「美紗、凛太朗くんのことどう思ってるの?」
「えっ……」
「前からあたしは凛太朗くんのこと勧めちゃってたけど、実際、美紗の気持ちはどうなのかなって。好き?」



