君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



「……っ、あたしもだよっ……!伊織ちゃんとは、ずっとずっと親友でいたいもんっ!」



その気持ちはあたしの方が大きいって断言できる。


あたしの方が絶対に伊織ちゃんを好きだよ。


あまりに勢いがよすぎたのか、伊織ちゃんはプッと吹き出した。



「ふふっ、ありがとっ」



声も大きかったみたい。


周りからじろじろ見られちゃって恥ずかしい。


肩をすくめて舌を出した。



「あたしの方こそありがとう」



お互いの強い信頼を確認し合ったところで、あたしは話を切り出した。



「あのね……」



お兄ちゃんはもう亡くなってしまっていること。


だから蒼くんがあたしを気にかけてくれてること。


受験の日のこと。学ランの学校を探していた理由。


久我くんの態度の変化。


ハンカチの謎……。