放課後あたしたちがやってきたのは、駅前のカフェ。
教室でもいいかと思ったけど、内容は決して軽いものじゃないから、静かなところで話したらそれだけでもっと重くなりそうで。
店内には適度に人がいる。
桜園の生徒もちらほら。
あたしはアイスココア、伊織ちゃんはカフェオレを頼んでふたり掛けの席に向かい合った。
「伊織ちゃんに話したいことがあるの……聞いて……くれる?」
少し不安に駆られながら切り出したあたしに。
伊織ちゃんは、口元に笑みを浮かべながら大きくうなずいた。
「もちろんだよ。何かに困ったり悩んだりしたら、いつだって相談にのるよ。あたしは美紗の親友だもん」
「……伊織ちゃん……」
それだけで、もう泣きそうになる。
「美紗とはたぶん……ううん、絶対一生親友でいられる自信ある。それくらい美紗が大好きだから。……美紗が……迷惑じゃなければ」
最後は自信がなさそうに語尾を弱める伊織ちゃん。



