あたし、感じ悪かったかな。 伊織ちゃんは、あたしを心配してくれてたのに。 優しい伊織ちゃんに、こうやって誤魔化すのが心苦しいよ。 伊織ちゃんには、あたしの全部を知ってもらいたい。 こんなあたしに声を掛けてくれた、優しくて大好きな友達だもん。 そう。 伊織ちゃんはあたしの大切な友達だから……。 「……伊織ちゃん」 「ん?なに?」 声を掛けると、すぐに伊織ちゃんは顔を上げてあたしの言葉に耳を傾けてくれた。 その優しさに、ほっとする。 「今日の放課後……時間ある?」