君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



あたし、感じ悪かったかな。


伊織ちゃんは、あたしを心配してくれてたのに。


優しい伊織ちゃんに、こうやって誤魔化すのが心苦しいよ。


伊織ちゃんには、あたしの全部を知ってもらいたい。


こんなあたしに声を掛けてくれた、優しくて大好きな友達だもん。


そう。


伊織ちゃんはあたしの大切な友達だから……。




「……伊織ちゃん」


「ん?なに?」



声を掛けると、すぐに伊織ちゃんは顔を上げてあたしの言葉に耳を傾けてくれた。


その優しさに、ほっとする。




「今日の放課後……時間ある?」