君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



遥輝君との交流は、その後も続いた。


肺炎が治った後、なにかと体調を崩すことが多くなったばあちゃん。


度々検査入院することもあり、そのたびに南棟に足を運んだ。


もちろん毎回会えるわけじゃないが、時々会えるそれがまた楽しかったりもした。


話せば話すほど、遥輝君という人柄が大好きになっていく。


思いやりがあって、言葉ひとつひとつにも説得力がある。


遥輝君に言われたら、嫌とは言えないだろうな……そんな雰囲気すら持っている。


でも、決して押しつけがましいわけではなく、相手を想っての言葉だから素直に聞けるんだ。


気だるくやる気なのないクラスメイト達よりも、入院を余儀なくされている遥輝君の方がよっぽど生き生きしているように思えた。