「俺もさ、突っ走りすぎて空気読まずに発言することもあるし、それが気に入らない人からは、正義感ぶって…って思われるし、俺のこと嫌いな人もいっぱいいるはず」
「そんなこと……」
遥輝君のことを嫌いな人なんて。
さえぎる様につぶやいた俺の言葉をかき消すように、遥輝君は首を振る。
「それでもいいんだ。ただ俺は、自分の気持ちに正直でいたいから。かっこつけるつもりは全然ないけど、思ったら行動しなきゃ気が済まないんだ。……ある意味……不器用なのかもしれないな」
「そんなことない。俺はそんな遥輝君をカッコいいと思う。尊敬してるよ。いつも」
「なんだよ、照れるな」
もっともっと、遥輝君のような男になりたいと思った。
ほんとの意味で、男らしく、強く。
昼下がりの午後の日差しが、俺たちを明るく照らしていた。
温かく、優しく。



