君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



「あ、ごめんなさい。すごく集中してるみたいだったから、声かけるタイミングがわからなくて」



それは、俺に話しかけるつもりだったとさらりとカミングアウトしていて。


なにか……?と目で訴えると。



「なんの本読んでるんですか?」


「えっ……」


「バスケ……?バスケやってるんですか?」



本を覗き込み、目をキラキラさせてくる彼もバスケ経験者なのだろうか。


そう思うと、警戒心がほどけた。


バスケをやっているヤツに悪い人はいない。


周りからバスケバカと言われるくらいの俺。バスケという共通点があるだけで友達になれると思っているくらい、いま一番ハマっていることだから。



「はい、中学の部活で……」


「へー、俺の友達もバスケやってるんですよ……え?中学?中学生なんですか?」


「……はい……今中1ですけど」


「ええっ!?」