君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



「……っ」



息をのむ。


ハンカチを貸してくれたのが、久我くん……?


え、うそでしょ……?


そんなにもあっさり告げられて、頭の中が真っ白になっていく。



「……言わなくてごめん」



……うそじゃ……ないみたい。


ごめんと呟く久我くんは、バツの悪そうな顔をする。



「……う、ううんっ……」



対処の仕方がわからないくらい心臓が早鐘を打っている。


そうだったらいいなぁなんて希望はあくまで希望で、ほんとにそうだとは夢にも思っていなかったから。


ずっと捜してた人が、こんなに近くにいたなんて。


ああどうしよう。どうしたらいいんだろう……。



「えと……その……久我くんは……あたしって……気づいてたの……?」


「ああ」



ああって。ずいぶんあっさり言われてどうしようかと思う。


だって、今までそんな話題かすりもしなかったのに。