君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



4月からつき合いはじめたということは、このメッセージを見てから。


なのにあたしは。


お兄ちゃんの意思を無駄にせず、勇気をだしてくれた蒼くんと陽菜ちゃんに、なんていう態度をとってしまったんだろう。



「うっ……」



自分が浅はかで、不甲斐ない。


後悔が胸の中を渦巻いて、どうしようもない。


今、蒼くんと陽菜ちゃんはどんな気持ちでいる?


お兄ちゃんでつながったふたりが、お兄ちゃんの妹であるあたしにあんな態度をとられて。


心を痛めているに違いない。


まさか、別れるなんてことを考えていたら……。


そんなの、絶対にダメだよっーーーー 




時計を見ると、5時半。


だけどもう、いてもたってもいられなかった。


クローゼットから制服を取り出して、袖を通す。