君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



そして。


【蒼が陽菜を好きになったら遠慮するな】

【陽菜のことが好きなら、ちゃんと想いを伝えるんだぞ】


陽菜ちゃんを好きになったであろう、蒼くんの背中を押す言葉まで。



「お兄ちゃんっ……」



お兄ちゃんの優しさがいっぱい詰まったメッセージに、涙がボロボロこぼれてくる。


自分はもうすぐ亡くなるのに、こんな言葉を残して。



「うっ、あっ……」



涙がとまらない。


お姉ちゃんはベッドに腰かけると、今度こそ気持ちを共有するように優しくあたしの背中に手を添えてくれた。



「もうひとつ前のメッセージも見てごらん?」


「……もう……ひとつ前?」



スマホを持つ手を慌てて動かすと、そこにも全く同じ日時に送られたメッセージがあった。


あて先は……陽菜ちゃん。



「……っ!」



……お兄ちゃん、陽菜ちゃんへもメッセージを?