君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



それから数日後のお昼休み。


今日も相変わらす梅雨らしい空。


じめじめした教室の中で伊織ちゃんとお喋りしていると、工藤くんがスキップしながらやってきた。



「今日部活中止だってさ~」


「なんでだよ」


「顧問の都合だって」


「はー?ありえねえし」



喜んでいる工藤くんとは反対に、久我くんは不満そう。


それもそうか。バスケ大好きだもんね。


今も机の上にバスケ雑誌を広げてる。



「ってことで、みんなでカラオケいかねえ?」



すると、工藤くんがそんな提案をした。



「カラオケ?そういえばしばらく行ってないよね」



伊織ちゃんはウキウキしながら言う。


その言い方から、ふたりはよく行ってたのかな?なんて思う。