君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



「そっか……そうなんだ」


「でも、今までお兄ちゃんのことばっかり気にしてくれた蒼くんだから、これからは蒼くんに幸せになってもらいたいなって。あたしは蒼くんの恋を応援することにしたんです」


「えらいえらい」



五十嵐さんはあたしの頭をなでながら言ってくれた。



「美紗ちゃんにも、必ず素敵な人が現れるよ」


「そう……ですか?あたしなんて何にもとりえないし、明るいわけでもないし……。あたしのことを好きになってくれる人なんて、いないですよ」



視線が下がる。


協調性がないから友達も離れていったし、先輩にも目をつけられてばかりだったし。



「そんなことないよ。美紗ちゃんはすごくいい子。美紗ちゃんのこと、もう3年前から知ってるけど、優しくてこんないい子いないなって思うよ?もっと自信もって?」