「……くん……」
んーーーー。
「……が……くん………」
……なんだか体が優しく揺れている。
まるで船に乗っているみたいだ。
心地いい……。
「久我くんっ……」
……。
はっ……。
気づくと、眩しい光が目に飛び込んできた。
完全に机についている頭をゆっくり動かすと、目に飛び込んできたのは俺を揺さぶる永井の姿。
「起きて」
永井の口が、そう動く。
……やば。
いつの間にか寝てたみたいだ。
心地いい揺れは、永井が俺を揺さぶってたのか。
のっそりと体を起こして、腕を前に伸ばす。
んーーーー、全然寝たりねえ。
「じゃー、問1を……久我、お前解け」
えっ……。
伸びをしたまま、教師と目があう。



