君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



……嘘だろ。


確かにそれは、恋人繋ぎと言われるようなもの。


それで友達だと言い張っても、苦しい言い訳にしかならないだろう。


だからこそ、俺は混乱した。



ズキンッ……。


マジで付き合ってんのか?


さっき感じた胸の痛みが、範囲を広げていく。




「蒼先輩がカラオケ行かねーのは、彼女とデートだからなのか~」



小さくなっていくふたりの後ろ姿。


それはやっぱりどう見ても、彼氏と彼女にしか映らず。



……は?


どうなってんだよ。


蒼先輩、彼女いたんっすか……?


じゃあ、永井はどうなるんだよ……。


わけわかんねえ……。





そのあと、1年メンバーでカラオケに行ったが。


俺は全く気分が乗らなかった。