「おい、その友達がどうして蒼先輩の彼女って話になるんだよ」 それだけで彼女って、妄想甚だしい。 「だって、ほらみろよ」 「……あ?」 絢斗が指さす先。 昇降口をでていくふたりの姿。 その手は……繋がれていた。 ……え。 なんで手なんて……。 男女が手をつなぐ意味を一瞬理解できなかった。 「うわー、恋人繋ぎなんかしちゃってラブラブだな~」 「……!!!」 指を絡ませて繋ぐその光景に、目を見開いた。