君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



狙いどおり、工藤くんの口はグミを噛むのに忙しくてそれ以上言葉は出てこなくる。


ほっ……。よかった。



けど……なんてこと言ってくれるの。


冗談でもそんな風に言われて、あたしが気まずいよ。



「ばーか、何言ってんだよ」



久我くんは襟元を正しながら、その言葉を否定する。


……だよね。


ばか、なんて言っちゃうほどあり得ない妄想だよね。


でもその顔は、ほんのり染まっていて。

あたしまで頬が熱くなってくる。



……でも、そういうからかい方はやめてほしいよ……。


久我くんは、そんなこと決して思ってないんだろうから。