「あー!なに食ってんの?」
威勢のいい声がきこえた。
「はぁ……」
久我くんがあからさまにため息をはいて振り返った先には。
「俺にもくれよー」
まだ何を食べているか伝えてもないのに、手を差し出す工藤くん。
「なんだよ、うるせえなあ」
やっぱり女の子たちの時とは態度が違う。
めんどくさそうにしながらも、ちゃんと答えている。
工藤くんはあたしも慣れているし、一気に気持ちが緩んだ。
「グミだよ。どうぞ」
そう言って、グミを差し出そうとすると。
「永井、コイツにはやんなくていいから」
「はあ!?なんでお前が指図すんだよっ」
声を荒げた工藤くんは、久我くんの首に腕を巻き付けた。
久我くんの首が締まっていく。



