「え?凛太朗くんのじゃないの?」
途端に、彼女たちのテンションが下がる。
あたしに向けられた目も、冷やかで。
「あ……うん……」
反射的にうつむいてしまう。
……あの可愛らしい笑顔は、久我くん限定だったみたい。
「じゃあ……いらないや」
「うん、あたしもー」
「行こ」
冷めた声を出した彼女たちは、そのまま自分たちの席の方へ行ってしまった。
……え。
出した手をゆっくり引っ込めて、袋を握りしめる。
久我くんからグミをもらいたかっただけっていうのはわかるけど、あたしが拒否られた……っていう思いもぬぐえなくて。
勇気だして声をかけたけど……やっぱりあたしのなんていらないよね。
ちょっぴり、傷ついた。
「よかったな」
優しい声がふってきた。
「……え?」



