モグモグ……としばらく噛みしめたあと。
「あま。でもうまい」
頬を緩めた久我くんに、あたしまで思わず笑顔になった。
「でしょ?」
あたしも口へひとつ放り込む。
うん、やっぱりおいしい!
そして懐かしい。
おいしいのは、蒼くんからもらったっていうのあるかな。
ふふっ。
大切に大切に食べよう。
「ねえ、なんかいい匂いしない?」
「ほんとだ。……あ、凛太朗くん何食べてるの?」
可愛らしい声が聞こえた。
それは、クラスでも目立つ存在の女の子3人組。
短すぎるスカートから伸びる細い足は、女のあたしでさえ目のやり場に困ってしまうほど。
スタイルもいいし、自分に自信があるから出来ることなんだろうなぁ。
あたしは膝上5センチが精いっぱいなのに。



