袋を開けようとした手がとまり、あたしは固まる。
え……。
好きって…、蒼先輩のことって……。
バクンッバクンッ。
心臓がびっくりして、大きく鼓動を奏ではじめる。
そんなあたしの目の前で、答えを待つように久我くんの目があたしを射抜いてて。
「な、なんでっ……」
動揺を隠せない。
そうですと言っているようなものだけど、あまりの不意打ちに交わす術もない。
「見てればわかるし」
見てれば……って。
サラッと言われたけど、それって結構ドキッとする言葉。
だって、あたしのこと見てる……ってこと?
だけど、その言葉にはたいした意味を持たないのか、久我くんは表情を崩さない。
「好きなんだろ?」
「……っ」



