君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



***


わ~、幸せすぎるなぁ。


放課後、帰り支度をしながら、ポケットに忍ばせたグミを取り出す。


あれから、何度こうやって取り出して眺めてるかな。

何度見てもニヤニヤしちゃう。


蒼くんがグミをくれたこともそうだし。あたしの好きなものを覚えててくれたことがなによりもうれしい。


いつまでもそれを眺めていると、ふい真横に影が出来て。



「……好きなの?」



頭一つ分高い久我くんがあたしを見下ろしていた。


あ……。

隣の久我くんには、あたしのそんな行動をばっりち見られていたのかも。


そんな彼に、グミのパッケージを見せる。



「うんっ、果肉が入ってて美味しいの。あ、久我くんも良かったらひとつ……」


「じゃなくて、蒼先輩のこと」