……なんだろう?
「コンビニで見つけたんだ。復刻版だって」
それは、あたしが小学生の時に好きでよく食べていた桃のグミ。
期間限定で発売されて、それ以降見かけなくなってしまっていたものだった。
「えっ、うそっ!嬉しいッ!」
あたしは椅子からガバッと立ち上がる。
グミはあたしの大好物。
あまりにグミばっかり買うから家に沢山あって、蒼くんが家に遊びに来た時に、お母さんがおやつとして出していたりもした。
グミもうれしいし、それを蒼くんがくれたっていうのが余計に。
「ありがとう!」
両手でそれを受け取ると、
「じゃーな」
笑顔を残して、蒼くんは去って行った。



