君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



工藤くんと一緒に戻ってきていたのか、自分の席に座ってコーヒーを飲む久我くんは、ちょっと呆れたような顔をしていた。


久我くんは、思いもよらない所から笑いを投下してくることがよくある。

これにも結構ビックリさせられるんだ。



「あ?」



工藤くんは、眉を寄せて反応する。

なにがおかしいのか問うように。



「どっちもどっちだな」



独り言のようにつぶやいた久我くんは、伊織ちゃんと工藤くんの顔を交互に見る。


ふたりはお互いに顔を見合わせてハテナ顔。



「どーゆー意味だよ」


「そのまんまだよ」



突っかかる工藤くんに、久我くんが意味深に笑う。


どういう意味だろう?

あたしも分からないんだけど……。