お姉ちゃんは、"やっぱり"という顔でチョコを机の上に置くと、ベッドに腰掛けた。
「ありがとう!いただきまーす」
包みを開けて早速口へ放り込むと、滑らかな触感のチョコレートはすぐに舌の上で溶けた。
「んんっ!美味しいっ!」
このチョコレート、雑誌のお土産ランキングでも常に上位に入っているから、いちどは食べてみたかったんだ。
すぐになくなっちゃうのがもったいなくて、ゆっくり味わう。
お姉ちゃんは、地方から来ている大学の友達がくれる貴重なお土産を、こうしていつもあたしに分けてくれる。
ほんとに優しい。
「よかった、喜んでくれて」



