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放課後の校舎裏。


あたしは1人ぼんやりと空を見上げていた。


オレンジ色の空に何度も涼太の走っている姿を思い浮かべた。


今日みたいな最高な体育祭は今まで経験した事がないかもしれない。


あたしたちのクラスは結果的に総合優勝を飾ったのだ。


「心、悪い待たせた」


そう言ってやってきたの涼太だった。


涼太は部活用のシャワーを使ったのか、髪が濡れていて肩にタオルをかけている。


「涼太今日はすごかったね」


2人で歩きながらあたしはそう言った。


「心の声援がすごかったからなぁ」


そう言われるとなんだか恥ずかしくなる。


自分がどれだけ大きな声を出していたのか、思い出すのも恥ずかしい。