「まぁね。カレンと洋二をくっつけようとしているのがよくわかったけどね」


「やっぱりそうだよね?」


今のは誰がどう見てもそう感じられることだった。


雄大がどうしてそんな事をしようとしたのかはわからないけれど。


「洋二、やっぱり声が変わってた」


「風邪だっけ?」


「そうみたい。この前も風邪で休んでたのにね」


「案外体が弱かったりして?」


「そうなのかも」


いつも元気にサッカーをしている洋二の姿を見ているから、意外な発見だった。


「それはアンドロイドに設定する?」


そう聞かれたのであたしは「まさか」と、左右に首を振ったのだった。