そろそろ次のアンドロイドが届く頃かもしれない。


授業中、ふとそう感じて顔を上げた。


視線は自然と洋二へと向かう。


今日も洋二は大きなマスクを付けていて、笑顔が少なく、調子が悪そうだ。


最近ではサッカー部すらも休むことがあると聞いた。


洋二の体調は心配だったけれど、それよりも次のアンドロイドが届くことのほうが、あたしにとっては重要だった。


今度は前回よりも更に人間らしくなっているハズだ。