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「ハルー、委員会行こう」



午後の授業なんてあっという間に終わる。



気づいたらもう放課後。



いつものように夏くんが教室に迎えに来てくれて、私は急いでカバンを持って夏くんの元へ行く。



「いつも迎えに来てくれてありがとう」



「俺がハルと一緒に行きたくて迎えに来てるんだからいいんだって」



「……ばかっ」



ほら、ほらあっ!



結局夏くんの言葉ひとつに照れてしまうのは私なんだ。



目の前の夏くんはそんな素振りを全く見せずに優しく微笑むだけ。



そんな夏くんが好きだけど……



それだけじゃ嫌なの。



ドキドキするのが私だけじゃ嫌。