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この日の体育は花は見学することになった。


未来も花の体操着なんて着たくないと文句を言い、結局不参加だった。


しかしあたしとサクは絶好調で、何度も得点を入れた。


体育館内だから力は制御しなきゃいけなかったけれど、それでも十分活躍することができた。


普段から運動は得意だったけれど、今日は気分の良さから余計に動く事ができたと思う。


授業が終わって更衣室へと向かう途中、あたしはサクの肩を叩いた。


「計画をちゃんと教えてくれてもよかったじゃん」


そう言うとサクは笑った。


「なにが起こるかわからない。それも面白かっただろ?」


「まぁね」


それに、結果的にサクの考えた計画は大成功だったんだ。


なにも文句はなかった。


でも……今日はこれで終わりじゃないよ。


あたしは心の中でそう呟いた。