「あ、いた、芹奈とアッキー!

もう、写真撮ろうと思ったのにどこ行ってたの!?」





しばらくしてから2人で中庭に戻ると、みんなが駆け寄ってきた。




「…あれ、もしかして2人ー…」




コウのその言葉に、えへへ、と秋樹と顔を見合わせれば、パアッと笑顔になるみんな。




「え、え、本当に!?」
「うわーおめでとう!」
「本当この2人、いつ付き合うんだよって思ってたー!」
「よかったぁー!」




クラスのみんなが思った以上に喜んで、お祝いしてくれて。


やっと止まったはずの嬉し涙が、また溢れてしまいそうだ。