「どういう………」 ススー 沖田さんが何かを聞こうとした時、どこかで見たことのある人が入って来た。 「あ、土方さん」 あぁ、この人があの土方歳三か。 教科書で見たんだ。 「てめぇ、屯所を抜け出すたァいい度胸じゃねぇか」 『では罰則として斬って頂けませんか』 そう言った瞳の顔は、酷く冷たく、美しかった。