────2年後











「もうすぐ桜が咲くな……瞳が未来に帰って2年……か」






桜のつぼみを眺めながら、祐は静かに呟いた。






「もし、まだここに、桜の木の妖精がいるなら……聞いて欲しいんだ」











完。