それを見届けると、総司に駆け寄り、思わず頭の布を剥いだ。





『総司!!総司!!!』






「ぅ……あ、れ?夢、かな……。瞳、が…」






『夢じゃない、よ!!』





泣いていた。
溢れてくる涙と嗚咽を堪え、私叫んだ。






『しっかりしてよ!!!総司、総司!』






「さっきの、奴……は?」






『殺ったよ…』





総司は、少し私から視線を外し、ゆっくりその姿を確認すると、驚いた顔をした。





「も、ひと、り…いた、はず」





『え………?』





私は背後の気配をとらえると、刀を受け止めようとした、が、間に合わなかった。