────数分後






再び体育館に行こうとすると、途中でキョロキョロと誰かを探してるような祐を見つけた。






「瞳!!!!」






『なに?そんなに慌てて』






「いや……お前がさっき男に連れられていくのを後輩が見たって聞いて…なんかされなかったか?」






『私はなにも』






「ならいいんだけどよ……気をつけろよ」






『気をつけることなんて何も無いわよ』






「ったく……」






やれやれとでも言いたげに頭を搔くとはっとして顔を上げた。






「で、話ってどこですればいいんだ?」






『ついてきて』