その後の授業は、ほとんど耳に入らなかった。
祐に話したら祐はなんて言うだろう。
軽蔑、するのかな…。
部活をやる気にもなれず、見学という形になった。
いつもは道場に祐が来るけど、今日は私が祐の元へ向かった。
体育館に着き、まだ練習をしている祐を体育館の外から眺めていると、急に後ろからひっぱられ、人目につかないところにある、倉庫に連れられた。
私を連れたのは男子生徒4人だった。どこかで見たことがある気がするから、多分同級生。
『あの、なにか』
「ふっ、成績優秀なのに、この状況がわかんねぇのか?犯されるんだよ、お前は」
「そのうちその冷徹な表情も強ばるだろ」
「まずはどこから行こうかな〜♪ 胸?」
「いや胸はまだはえーよ!!ぎゃはははは」
4人はそんな会話をしながらゲラゲラ笑っている。


