私はそれを聞いて、そっとソファーから立ち上がった。 那岐は、項垂れてしまった耳と尻尾をこれでもかといわんばかりに振っているように見える。 その様子に自然と目尻が下がってしまう。 「しょうがないなぁ。ほら、じゃあ寝室行くよ?」 きゅっと手を握ると、ぽっと赤くなる那岐。 なにこいつ。 ちょっと可愛過ぎるんですけども。