【短】Virtual Reality



「藍那、藍那、何して欲しい?」

「那岐はどうして欲しいの?」

「へへっ。構ってくれたらそれだけで嬉しい!」

「よしよし」


柔らかな色素の薄い髪を撫でてあげると、気持ち良さそうに片目を瞑る。


「なんか…本気で犬、飼ってるみたい…」

「むぅ!犬じゃないよ!おれスマホ!」

「分かった、分かった…てか、もう明日早いから寝るけど?」

「じゃ、おれはいつもの場所!」

「どこ?」


なんとなくは分かるけど、とりあえず聞いてみてから、私は容赦なく那岐の頭をチョップした。